〇 概要
初級コース、中級コースを受講するためには、所定の事前テストに合格する必要があります。事前テストでは、各々のコースに必要な技術レベルの確認を行います。
事前テストには「事前テストS」と「事前テストA」の2種類があり、受講するコースによって合格が必須となるテストが次のように異なります。
事前テストS | 事前テストA | |
対象コース | ・初級 (1)~(5) ・初級 (6)~(9) ・中級 実践コース ・中級 問題解決コース ※2025年9月以降開講のコースが対象です | ・初級 (6)~(9) ・中級 実践コース ・中級 問題解決コース |
提供元 | Synopsys | ADIP |
問題数・回答方式 | 250問(50問×5分野)・選択式 | 50問・選択式 |
使用言語 | 英語 | 日本語 |
受験形式 | オンデマンド | オンデマンド |
制限時間 | 90分×5分野 | なし |
合格条件 | 全5分野でそれぞれ正解率85%以上 | 正解率85%以上 |
合格までにかかる期間の目安 | 2週間~2か月(個人差あり) | 1日~2週間(個人差あり) |
受験可能期間 | 180日間 | 30日間 |
- 初級コース (1)~(5)の受講には事前テストSが、その他のコースは事前テストS,Aのいずれかの合格が必要です。各コースの受講に必要な事前テストに一度合格した後は、初級・中級いずれの講座においても再受験は不要です。
- 事前テストS,Aの同時受験は出来ません。両方のテストの受験を希望する場合は、いずれかのテストに合格後、もう片方のテストへお申し込みください。
- いずれのテストも、受験後すぐに結果が表示されます。不合格の場合でも、受験期間中は何度でも再受験ができます。
➢受験日程
事前テストSは毎月1回、事前テストAは毎月2回申込ができます。受験開始日~終了日までの間に受験してください。
全てオンライン、オンデマンドで受験でき、カレンダーや時間帯の制約はありません。
受講対象コースの申込期限までに合格するよう、計画的に受験してください。
事前テスト種別 | 受験申込期間 | 受験開始日 | 終了日 | 申込方法 |
事前テストS | ① 6月26日 ~ 7月10日 ② 7月28日 ~ 8月11日 受験開始日の21日前まで | ① 8月1日 ② 9月1日 原則毎月1日 (休日の場合は、翌平日となります) | ① 1月31日 ② 2月28日 受験開始日から最長180日 | マイページから受験申込をしてください |
事前テストA | ① 6月10日 ~ 6月23日 ② 6月24日 ~ 7月7日 原則受験開始日の7日前まで | ① 7月1日 ② 7月15日 原則毎月1日、15日 (休日の場合は、翌平日となります) | ①7月31日 ②8月14日 受験開始日から最長30日 | マイページから受験申込をしてください |
受験申込と受験期間のイメージ
事前テストSの例

事前テストAの例

➢ 内容・例題
事前テストS
Synopsys社が世界共通のトレーニングプログラムにおいて実施している、Pre-requisiteと呼ばれるテストです。
「CMOS Fundamentals」「VLSI Basics」「Digital Design Fundamentals」「Very Deep Sub Micron (VDSM)」および「ASIC Design Flow」の5つの分野各々に対する基礎的な設問で構成されています。
※事前テストSは、受講に必要な知識を十分にお持ちの方でも一度では合格できない場合があります。時間に余裕をもって受験ください。なお、各分野に学習用教材(日本語、各20時間程度)を用意しているので、教材視聴も適宜ご活用ください。
The following transformation is not possible.True or False?

’a + b’ = (ab)’
〇 True
〇 False
事前テストA
本プログラムにて用意したテストです。
LSI設計に必要な技術について、基礎的な設問で構成されています。
設問は全て選択式で、オンライン・日本語で行い、回答終了後に画面上に点数が表示されます。
以下の説明のうち、基本回路に関して正しいものをすべて選びなさい。 (複数回答可) A)NOT回路は、入力信号を反転させる。 B)AND回路は、すべての入力が「1」のときだけ「1」を出力する。 C)OR回路は、入力のいずれかが「1」のときに「0」を出力する。 D)NAND回路は、AND回路の出力を反転したものである。 E)NOR回路は、OR回路の出力を反転したものである。 |
➢ 受験環境
受験にあたり、以下の仕様を満たしたPCを各自で用意していただく必要があります。
- Windows PC
- ネットワーク環境(事前テストは全てオンラインでの受験となります)
➢ 申込手順
応募から事前テスト受験までの流れは、下の図のようになります。

Step0.
受講資格の確認
本プログラムは日本の半導体産業において即戦力となるような設計者、アーキテクトを育成し、中長期にわたって日本の産業に資する人材を育成することを目的としています。この趣旨に賛同し長く半導体産業で活躍したいという意欲のある方を、募集します。
本プログラムは半導体設計技術者の育成を目的とし、初級・中級(日本国内で実施)から上級(日本国内・米国で実施)レベルのスキルまで一貫して学べるように構成されています。そのため本プログラムは以下の日本および米国の法令等を遵守する等、 技術流出防止にも配慮します。またカリキュラムの提供に協力いただいている企業等の競争上の地位その他正当な利益を害する恐れの無いように配慮します。
- 外国為替及び外国貿易法(外為法)
- 米国輸出管理規則(EAR)
受講には、以下の要件をいずれも満たしていることも必要です。
- 日本国籍を有すること
- 日本に居住していること
Step2.
事前テスト申込
マイページから希望する事前テストの受験申込を行ってください。申込には、
- 受験する事前テスト(SまたはA)の選択
- 受講申込事前チェックリストの提出
が必要です。
事前チェックリストは、本プログラムの受講要件を満たしているか、勤務先や学校にてご確認いただくためのものです。
チェックリストを申込ページでダウンロードのうえ、必要事項を上長や管理者に記入いただき提出してください。
申請から5営業日以内に、事務局から受験方法についてのご案内をいたします。
なお、事前テストSを受験する場合は、Synopsys社のシステム利用に関する合意書として、別途Agreement をご提出いただく必要があります。Agreement の提出につきましては、事務局からメールでご案内いたします。
Step3.
事前テスト受験
事前テストSおよびAは、いずれもオンラインでの受験です。
受験結果はその場で表示されますので、合格されましたらご希望のコースの受講申込に進んでください。
事前テストに合格された方は、後日マイページに合格履歴が表示されます。