内容は変更になる可能性があります。
コース概要
半導体設計の各工程に必要な基礎的、かつ横断的設計知識をオンラインで受講し習得できるコースです。講義では、前提知識や設計に必要な考え方を中心に学び、運営や講師からオンラインを通じたサポートを受けることができます。
開講スケジュール
2025年7月14日~8月28日(動画視聴 合計 約15時間)
受講申込期限:7月6日
受講期間中、ご都合のよい日時で受講いただけます。

本コースの受講には、事前テストの合格が必要です(既に合格している場合、再受験は不要)。
受講申込期限までに受験が可能な事前テストは以下の通りです。
- 事前テストA(6月後期):2025年6月16日~(申込期限:6月8日)
※ 2025年7月のSoC設計オンデマンドコースに限り、スケジュールの都合上事前テストSの受験期間を確保できません。
講義テーマ
講義テーマ | 詳細 | |
設計仕様 | 製品要件を反映した仕様書の作成を学び、仕様変更に柔軟に対応できるスキル、状態遷移図やタイミングチャートを用いた具体的な仕様作成法を習得する。 | |
階層設計の概念 | 階層設計の基本概念や課題を学び、大規模回路を効率的に設計する方法を習得する。SoCの構成要素や分割基準、注意点を理解し、設計の複雑さを管理するスキルを養う。 | |
テスト設計 | SCANチェーンやBISTなどのテスト手法を学び、設計品質を向上させるテスト回路の組み込み方法を習得する。効率的なテスト設計とその注意点についても解説する。 | |
論理設計 | HDLを用いたデジタル回路の設計と実践的なコーディングを学ぶ。信頼性を重視した設計手法やツールの活用について学習し、即戦力を養う。 | |
論理検証 | BlackBoxやWhiteBox検証手法を学び、設計ミスを防ぐための論理検証技術を習得する。検証項目の洗い出しやトラブル防止のスキルを身に着ける。 | |
論理合成 | HDLからゲートレベルへの変換技術を学び、設計制約の設定や業界標準ツールの操作を習得する。ツールの利用方法を理解し、効率的な設計手法を学ぶ。 | |
STA | STAツールを用いたタイミング解析を学び、クロックや信号伝達の要件を満たすスキルを習得する。タイミング違反の修正やSDC形式の記述技術も習得する。 | |
BE | フロアプラン | マクロセル配置や配線計画を通じて、効率的な信号の流れや最適なI/Oピン配置を学ぶ。品質の高い設計手法を理論的に習得する。 |
配置配線 | STAツールを用いたタイミング解析を学び、クロックや信号伝達の要件を満たすスキルを習得する。またタイミング違反の修正やSDC形式の記述技術も習得する。 | |
電力 | 省電力技術を網羅的に学び、クロック・ゲーティングやDVFSなどを用いた消費電力削減手法を習得する。設計初期段階からの電力最適化を実践する。 | |
DRC/LVS | レイアウト設計の最終検証として、DRCとLVSチェックを学ぶ。プロセスルールに基づく設計確認やエラー修正を通じ、製造可能な設計を習得する。 |
ゴール
- 半導体設計の開発フロー全体とその背景にある考え方を理解する。
- 一つ一つの工程だけでなく、設計全体を俯瞰できるようになる。